藤十郎の恋 (1938)

製作スタッフ

監督 山本嘉次郎
音楽 宮城道雄
撮影 三浦光雄
原作 菊池寛
製作主任 黒澤明
脚本 三村伸太郎

配役

坂田藤十郎・・・・・長谷川一夫
金子吉左衛門・・・・藤原釜足
亀屋菊右衛門・・・・汐見洋
万太夫座若太夫・・・御橋公
近松門左衛門・・・・滝沢修
銀主八幡屋・・・・・小杉義男
宗清内儀お梶・・・・入江たか子
天満増田屋の後家・・清川玉枝
上村竹之亟・・・・・高峰秀子


1938年公開作品。菊池寛の原作の映画化。
主演は長谷川一夫。「藤十郎の恋」は1955年にも映画化されているが、長谷川はこっちでも
主演をやっている。本作は芸名を林長二郎から本名の長谷川一夫に変えたばかりの頃だ。
監督は山本嘉次郎で、製作主任として若いころの黒澤明も参加している。

坂田藤十郎は近松門左衛門作「大経師昔暦」に濡れ場のシーンをどう演じるべきか悩む。
坂田は女を自殺させてでも芸を極めようとする。
調べると122分と出てくるが、90分程度の動画しかない。
これもまた再編集されてカットされたものだと思われる。

芸を極めるためとはいえ、やはりラストは考えさせられる。










 

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